交通事故による足のしびれの原因は

通勤中に後方から追突されて警察の現場検証が終わり、整形外科に行き急遽受診しました。検査の結果何も以上も無くホッとして帰宅したのに、次の朝足がしびれていることがあります。原因はむち打ちよる腰部捻挫が原因です。

むち打ちは一般的に首回りを想像しますが、腰もむち打ちを起こすのです。どうしてむち打ちになるメカニズム、しびれの原因や注意点、整形外科や整骨院での治療の流れ、自宅での過ごし方を解説していきます。

腰部むち打ちのメカニズム

むち打ちは、どのようにして起こるのでしょうか。まず自動車の椅子に座った状態で後方から追突され強い外力により押されます。強い外力により身体は一旦前に振られることで、シートベルトをしていても必ず一旦は前のめりになるのです。

一旦前のめりになった身体は今度その反動で、後方に振られて止まります。この現象が正に鞭を振った状態に似ているので、むち打ち症と呼ばれているのです。ここで、なぜ腰部もむちうちになるのかと思われるかもしれませんが、それは後方からの外力の問題です。

外力が強ければより大きなむち打ちの現象が起こり、振り幅が大きくなれば支点が背部や腰部になる場合もあるので、腰部捻挫を引き起こす原因になるのです。ただ振り幅が大きいからといって必ず全員の支点が、背部や腰部になるとは限りません。

自動車の大きさや搭乗者本人の個々の体格にもよる場合もあるので、後方からの外力が大きいから必ず負傷する訳ではないのです。頸部同様に腰部も数日後に症状が現れることもあります。担当医師に診察を受ける際は加害者側の損害保険会社も関係してくるので、遠慮することなく早めに相談することが必要です。

足のしびれの原因と注意点

足のしびれの原因はむち打ち現象が発生することによって、腰部が反った際に腰椎を捻挫するからです。腰椎の間には下肢に流れる神経が通っています。それをむち打ち現象により一時的に刺激してしまうので、しびれる症状が出る場合があります。

しびれる範囲は個人差があり、臀部から大腿部までや足のつま先までと様々です。症状の発症も個人差があり、事故当日からしびれを訴えることもあれば、数日後に訴える場合もあります。注意点は元々交通事故被害の患者さんが、ヘルニアや腰椎の狭窄症を患っていた場合です。

交通事故によるむち打ち現象で症状が悪化し、しびれの他に強い疼痛を発生するかもしれないからです。ヘルニアの場合はより強い痛みやしびれが発生し、狭窄症はヘルニアに進展する可能性があります。症状が重篤になれば、手術が必要になる場合もあります。

因果関係を医師に診断してもらい、治療や手術をすることを加害者側の損害保険会社に理解してもらうことが大切です。

整形外科の治療の流れ

整形外科を受診した場合は、初診は問診を受け、視診、触診を終えた後、レントゲン、CT、MRIなどの検査を受けます。この際の注意点はなるべく検査機器の揃っている、大きな病院での検査をお勧めします。レントゲン検査しか出来ない個人の整形外科は、的確な診断ができない場合があるからです。

また先生の個人差もありますが、自力で来院する交通事故患者を軽視する傾向もあるからです。大きな病院では患者1人1人をカンファレンスする場合があります。担当の医師が居ますがその医師だけでなく、他の医師も治療方針について意見を出し合う仕組みです。

それにより医療ミスや疾患の見落としを未然に防いでいるのです。治療は患部の状態や足のしびれの度合いを確認し、軽度であれば冷湿布や投薬などで様子を見たあと理学療法機器などで治療を開始していきます。一般的に低周波治療器、干渉波治療器、レーザー、けん引治療器などで治療していきます。

重篤な患者の場合は上記のように、手術が必要になる場合があります。

整骨院での施術の流れ

整骨院での施術を受ける場合は、必ず病院での診断が必要です。交通事故は第三者行為にあたるので、医療費は加害者側の損害保険会社が支払うことになります。正当な怪我であることを証明し、施術するために医師の診断が必要になるのです。

お勧めの流れは上記のように大きな病院で診察や検査を受け、大きな病院だと気軽に毎日行く事が出来ないことを加害者側の損害保険会社に伝えます。勿論担当医にもその旨を伝え、両者に了承を得てから病院と並行して通院するのが望ましいです。

合間に病院での診察を受けることによって、通院期間の交渉もスムーズに出来る確率が高いのです。整骨院での施術内容は問診から始まり、患部の可動範囲の確認や触診をして施術を始めます。患部の状態を見て理学療法機器を使い、低周波治療器、干渉波治療器、ホットパック、レーザー、けん引治療器などの施術をしていきます。

受傷数日間は炎症がある場合があるので、冷湿布や軽度のマッサージや手技による施術をしていきます。その後患者の容態を見ながらマッサージや手技の強さを調整し、理学療法機器の種類を増やしていきます。症状は日々変わっていくので、その都度正確に担当の柔道整復師に伝えることが大切です。

1か月以上症状の改善が見られなければ、思い切って加害者側の損害保険会社と相談しセカンドオピニオンを考えましょう。遠慮より自分の身体が大切です。

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自宅でストレッチの必要性

自宅での療養の仕方はどの疾患でも注意が必要です。交通事故による腰部捻挫の場合は、とりあえず医師や担当の柔道整復師の許可があるまでは特に何もせず安静を保つことが大切です。よくテレビやユーチューブなどで、腰痛に良いと紹介されているストレッチは全員に適しているものではないです。

そのようなストレッチを本当に腰が悪い人やお年寄りが試した場合、かえって悪化する可能性があります。テレビで芸能人が良いと言っているからと安易に飛びつくのは止めるべきです。大体テレビの隅の方に、個人の主観、個人差があると小さな字で書かれています。

ストレッチは決して悪いものではありませんが、やってはいけない場合もあるということ認識する事も大切です。交通事故による腰部捻挫は怪我なのです。怪我をしているのに、最初からストレッチをして良い訳がありません。

痛みやしびれがあるうちにストレッチは、決してするべきではありません。痛みやしびれが無くなり、通院する必要がなくなったら筋トレと共に始めた方が良いでしょう。その際は担当医師や柔道整復師にトレーニングプランを作成してもらい、無理のないストレッチや運動をおこなうことが大切です。